ウイング経営労務コラム

運行管理者試験の解答の取扱い(運送業WING通信)   [2014.03.20]

 こんにちは。

『東京ウイング社労士事務所』の山田信孝です。

今月2日に実施された運行管理者試験(貨物)において、不適切な出題により、問30は「全員正答」となることが、運行管理者試験センターから公表されました。

(2日目)

始業時刻6時                                  終業時刻21時

.   出発時刻7時                          到着時刻20時20分

宿 泊

施 設

運 転

 2時間

 荷積み

 1時間

 運転

 2時間

 休憩

 20分

 運転

 2時間

 荷降し

 2時間

 休憩

 1時間

 運転

 4時間

(点呼)(休憩)

宿泊 施設

2日を平均して1日当たりの運転時間」を求める設問において、2日目の運転時間の正解が2通りあることから、今回の取扱いとなりました。

まず、運転時間を合計する方法で解くと、2時間+2時間+2時間+4時間=10時間となりますが、一方、到着時刻から出発時刻を差し引く方法で解くと13時間20分となり、運転時間以外の時間は、4時間20分(荷積み1時間+休憩20分+荷降し2時間+休憩1時間)であることから、運転時間は9時間となる。

今回の設問では1日目の運転時間は10時間、3日目の運転時間は9時間であることから、2日目の運転時間を10時間と解答した場合には、運転時間は2日を平均して1日9時間を超えているため、交替運転者の配置を必要とするが、9時間と解答した場合には、運転時間は2日を平均して1日9時間を超えていないため、交替運転者の配置を必要としないことになる。

問30を解答する段階では、受験者の大半は運転時間を合計する方法で解いていたのではないか、と推察していますが、設問が新しい傾向の出題であったため、受験者に戸惑いがあったと考えられます。

最後まで、お読みいただきまして誠にありがとうございます。

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